耳つぼマッサージが痛い原因は?右だけ(左だけ)痛む?神門・内分泌・肺など場所別に解説

ダイエットや肩こりなどあらゆる不調に効果がある 「耳つぼマッサージ」。場所や専用の器具もいらず、いつでもどこでも手軽に行うことができるため、自分でやったことのある方も多いのではないでしょうか。
しかし、耳つぼの位置を確認し、気になるツボをマッサージしようとしたら、ビリッと激痛が走ったなんてことはありませんか?
ツボの痛みはその部位に問題が生じている時にのみ現れます。
この記事では、耳つぼを刺激したときの痛みの原因や、耳つぼマッサージをするときの注意点などを解説していきます。

耳つぼとは?マッサージの効果は?

東洋医学では、人間の身体には「経絡(けいらく)」とよばれる「気」や「血」が流れる通路があり、その経絡上に「経穴(けいけつ)」があるとされています。
大昔から、身体に痛みを感じた時に身体の表面の特定の部分を押すと、痛みが和らぐことがわかっていました。
これは「経穴(ツボ)」は「経絡」によって臓器や身体の各部分とつながっているからです。
ツボに刺激を与えると「気」や「血」の流れが良くなるため、身体に起こったトラブルを改善させることができるのです。

耳つぼが注目される理由

「経穴(ツボ)」は全身に存在していますが、その中でもなぜ「耳つぼ」が注目されているのでしょうか?
「耳」は、外の音をとらえて大脳に伝える感覚器官で、外耳・中耳・内耳からなる複雑な構造をしています。また「内耳」には身体の平衡感覚を保つ三半規管があるなど、「耳」には多くの神経が通っています。
そして「耳」は神経だけでなく、「ツボ」が集まる場所でもあります。筋骨格系・内臓系・神経系など、多くのツボが存在するため、『耳は全身の縮図』ともいわれています。

「耳つぼ」をお勧めする理由としては、以下のものが挙げられます。

即効性がある

耳は脳に近い位置にあります。そのため、耳つぼ刺激は反応が早く、即効性があります。

少しの刺激で効果が得られる

同じツボマッサージで「足つぼ」がありますが、足裏は普段から自身の体重を支えながら歩いているので、常に刺激を受けている状態です。なので、痛いぐらいにツボを刺激しなければ脳に伝達しません。
一方、耳は普段刺激を受けることがなく、皮膚が薄いため、少しの刺激で効果を得ることができます。

自律神経やホルモンバランスを整えられる

自律神経やホルモンバランスは自分の意思でコントロールすることができません。
しかし耳つぼを刺激することで、身体の恒常性を保つよう作用するため、自律神経やホルモンバランスを整えることができます。
『耳つぼで自律神経を整える』詳しい記事についてはこちらから

耳つぼマッサージで痛みを感じる原因

耳つぼは、さまざまな器官や内臓とつながっているため、刺激を与えることで、器官や内臓を活性化させる効果があります。
逆に身体のどこかに不調があれば、ツボを押した時に「痛いっ!」と感じるでしょう。
そこは血流が滞っているところになります。肩こりがある人なら肩のツボ、目の疲れがある人なら目のツボが患部のツボということになります。

耳つぼの痛み=病気とは限らない

ただ痛みを感じたら、その対応箇所がすぐに病気というわけではありません。
例えば、心臓のツボを押すと痛いからといって、ほとんどの人が心臓に疾患があるわけではないように、ツボには複数の意味があるのです。

心臓のツボはストレスなどで精神的に弱っている場合にも反応します。
健康維持のために頑張りすぎて負担がかかり、疲れが蓄積しているために機能が低下してしまっている可能性があるので、耳つぼマッサージなどで刺激を与えて、対応する器官や内臓を活性化させるのがいいでしょう。

場所別!耳つぼに痛みを感じる原因とマッサージの効果

では、場所別に痛みを感じる原因と耳つぼの効果を解説していきます。

神門の耳つぼが痛い原因

神門のツボをマッサージしたときに痛みを感じる原因としては、イライラしているなど精神が不安定な状態であることや、自律神経が乱れている場合が考えられます。

神門のツボには、ストレス・緊張・不安などの精神的な不調を緩和させる効果があります。他にも、咳や発熱などの炎症疾患やうつ病や不眠症などの症状にも使用します。
神門は痛みを軽減するためのキーポイントであり、他の耳介のツボの働きを助ける役割もある、まさに『万能のツボ』なのです。
神門のツボをマッサージすることによって血流がよくなると、さまざまな身体の不調を改善する効果が期待できます。

内分泌の耳つぼが痛い原因

※上図の△は裏側を指しています

内分泌のツボは、耳珠と対珠の間のくぼんだ部分の裏側に位置するので、人差し指の腹で軽く押すようにマッサージするといいでしょう。
耳珠・対珠など『耳の部位の名前』についての簡単な説明はこちらから

内分泌のツボは、女性は特に痛みを感じる人が多いでしょう。少しの刺激でも強い痛みを感じる場合がありますので、力を入れすぎないように注意してください。

内分泌のツボは、主に女性ホルモン・男性ホルモン・成長ホルモンなどの調節を行い、ホルモンの分泌を正常に整えてくれる役割があります。生理不順をはじめとする婦人科の疾患全般の治療時に使用します。
女性は生理や更年期などでホルモンバランスが乱れがちです。先ほども言ったように、マッサージする際は力加減に気を付けてください。
 
内分泌のツボはホルモンバランスを整える以外にも、新陳代謝アップ効果が期待できます。
顔のくすみが取れた!というお声も頂いていますので、女性にとっては嬉しいかぎりですね。
他にも、便秘や過食症の人にたいしても有効だといわれています。

肺の耳つぼが痛い原因

肺のツボは、耳の下側のくぼみの中央にある心臓のツボを上下にはさんだ位置に2つあります。
肺の「耳つぼ」を押して痛みがあるときは、アレルギーが考えられます。
肺のツボは、花粉症や鼻炎などのアレルギー症状の緩和や、呼吸器系の疾患、中毒症状の解毒を助ける効果があります。

「できればやめたいけど・・・」と思っている方も多い喫煙の習慣。肺のツボはその禁煙に有効な「耳つぼ」でもあります。
また、インスリンの過剰分泌や食欲を抑える働きがあるため、ダイエットにも使用します。

右だけ(左だけ)痛い原因

両耳同じようにマッサージしても、右だけ(左だけ)痛いということがあるかもしれません。
例えば肩こりで右肩の方が凝っていれば、肩のツボを左右同じようにマッサージすると、右耳の方が痛みを強く感じます。
その場合は右耳を重点的にマッサージするとよいでしょう。
「耳つぼの左右の違いは?」についての詳しい記事はこちらから

耳つぼシールなら痛くないシートタイプがおすすめ

例えば肩が凝っているとき、自分で肩を叩いたり、整体院でマッサージしてもらったりすることでしょう。その後しばらくは肩の痛みがマシになっても、すぐにまた痛みがぶり返したり、もみ起こしで余計にひどくなることもあります。
耳つぼなら肩のツボ(反射区)を刺激しますので、患部に直接ふれる必要がありません。

電車の中で「腰が痛い」となった時でも、電車の中でストレッチや腰のマッサージはできませんが、耳つぼなら場所を選びません。耳をマッサージするだけですぐに痛みが緩和します。

いつでもどこでもできる「耳つぼ」ですが、ずっとマッサージし続けるのには限度がありますよね。そんなときにおすすめするのが「耳つぼシール」です。耳にシールを貼っておけば、耳つぼをずっとマッサージし続けるのと同じ効果を得ることができます。

ただ「耳つぼシール」にも種類があるのはご存じでしょうか?
従来のものは、耳に直接触れる面にチタンなどの金属の粒がついており、その粒で「耳つぼ」を刺激するタイプです。
このタイプのものはツボを<点>で刺激するので、少しでもズレてしまえば効果が発揮できないということと、粒でツボを刺激した時に痛みを感じるというデメリットがあります。

もう一方のシートタイプの「耳つぼシール」なら、上記のような悩みがありません。
シートタイプの耳つぼシールは、<点>ではなく<面>で「耳つぼ」を刺激するので、多少ズレてしまっても効果を実感することができます。そして、肌に触れる部分がフラットなので、全く痛みがありません。
なので、痛みを感じることなく身体の不調にアプローチして、不調や痛みを緩和することが出来るのです。
せっかく「耳つぼシール」を使うなら、是非シートタイプを使ってみましょう。

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耳つぼマッサージをするときの注意点

誰でも簡単にできる「耳つぼ」ですが、注意すべき点があります。

耳全体をぐるぐる動かさない

知らずにやってしまっている方も意外と多いようですが・・・いきなり耳全体をぐるぐるとやみくもに回すのはやめましょう!
プロにお願いしても、あまりにも耳が冷え固まっている時には、もみほぐす事はしますが、それはやみくもにぐるぐる動かすのとは違います。
耳には全身のツボが存在しているため、一気に血流が良くなりすぎて急激に血圧を下げてしまう恐れがあるので注意してください。

痛みが強いときは無理しない

明らかに「痛い」というような時には、無理をしてまで行わないようにしましょう!
身体の不調がある場所に効果をもたらすものなので、不調のポイントの「耳つぼ」を刺激すれば痛みがあるのは自然なことなのですが、「痛気持ちいい」くらいの適度な力の強さでマッサージを行うようにしてください。
痛さのあまり、身体の他の箇所に変な力が入ってかえって不調を引き起こしてしまいます。

左右均等にマッサージする

マッサージはなるべく左右均等にしましょう。
「右肩が凝るから~」と、右耳だけマッサージすることはおすすめできません。右肩ばかりが凝るのは身体のバランスがくずれており、その痛みが片側にだけあらわれている状態です。
耳つぼマッサージをするときは、『適度な力で』『無理をせず』『左右均等に』行うようにしましょう!

まとめ

「耳つぼ」は全身のバランスを整えて、身体機能の回復やリラクゼーションなどの効果をはじめ、メンタル面のケアにも効果が期待できる自然療法です。身体に本来そなわっている自然治癒力や免疫力を向上させる効果が期待できます。

痛みの原因が身体の中で起こっていることであれば、内臓などの患部を実際に見たりさわったりすることはできませんが、「耳つぼ」を知れば身体の不調を知ることができ、身体にそなわった、不調を改善する力を引き出すことができます。
病院に行っても治らなった身体の痛みや不調、検査をしても「悪いところがない」とか、原因がわかっても対処法は「安静にする」しかないような時、身体も気持ちも沈んでしまいます。

そんな時には是非「耳つぼ」を利用してみてください。痛みや不調を緩和することやリラクゼーション効果で、身体も気持ちも整えることが出来るでしょう。
痛みは身体からの不調のサインです。大きな病気を未然にふせぐというような意味でも、「耳つぼ」をうまく日常生活に取り入れて、健康的な毎日を過ごしましょう!

《監修者》この記事を書いた人

ドクターノジェとジャパンセラピスト代表理事の田中

田中 幸恵
一般社団法人ジャパンセラピスト検定機構代表理事
耳介療法士・心理カウンセラー・夫婦カウンセラー
国際耳介療法学会会員
耳つぼの講師

カウンセリング歴21年。
2014年に耳介療法の元祖Dr.ポール・ノジェの子息であるDr.ラファイエル・ノジェ(現在国際耳介療法学会 CEO)より直々に耳介療法を学ぶ。耳の不思議さと奥深さに魅せられ、もっと多くの方に広めたいという想いから、今まで学んでいた中国式耳つぼ療法とフランス式耳つぼ療法を融合した独自メゾット「新フランス式オリキュロセラピー」を完成。
ご家族や大切な人の健康に貢献したい方、セラピストとしてさらに結果を出したい方に「耳つぼ療法」を通してミラクルを起こすお手伝いをしている。

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