食物繊維のちから

こんにちは。

神戸を拠点にフランスノジェ式耳介療法講習(耳つぼ講座)をしています、耳介療法士の田中です。

食物繊維とは「人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分」のことを指します。

つまり、食物繊維は消化酵素の作用を受けずに小腸を通過して、大腸まで達する成分ということ。

食物繊維がお腹の調子を整えてくれるというのはこのためです。

食物繊維は大きく分けて、水に溶ける水溶性と水に溶けにくい不溶性の2種類あります。

【水溶性食物繊維】

  • 粘着性
    粘着性により胃腸内をゆっくり移動するので、お腹がすきにくく、食べすぎを防ぎます。糖質の吸収をゆるやかにして、食後血糖値の急激な上昇を抑えます。
  • 吸着性
    胆汁酸やコレステロールを吸着し、体外に排泄します。
  • 発酵性
    大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなり、整腸効果があります。

多く含む食品:昆布、わかめ、果物、里いも、大麦、オーツ麦など

【不溶性食物繊維】

  • 保水性が高い
    胃や腸で水分を吸収して大きくふくらみ、腸を刺激して蠕動運動を活発にし、便通を促進します。
  • 繊維状、蜂の巣状、へちま状
    よく噛んで食べるので、食べすぎを防ぎます。
  • 発酵性
    大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなり、整腸効果があります。

多く含む食品:穀類、野菜、豆類、キノコ類、果実、海藻、甲殻類など

お腹の調子は善玉菌と悪玉菌のバランスに左右されます。

食物繊維には、腸内の悪玉菌を減少させたり、有害物質を減らす働きがあります。

最近の日本人はどの世代も食物繊維不足であるといわれています。

食物繊維が足りているかどうかは、便の状態でわかります。

便が硬すぎたり柔らかすぎたりする場合は、積極的に摂るようにしましょう。

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