【耳鳴り治し方】どのツボ(耳つぼ)が効く?原因と自力で簡単に止める方法を図解付きで解説

ある日、気がついたら耳の中で「キーン」「ボー」「ザー」といった音が鳴っている…
病院に行っても「原因不明」と言われたり、
収めようとしても収まらなかったり、
なかなか根本的な解決策が見当たらないことも多いのではないでしょうか?

そこで本記事では
● 耳鳴りのメカニズム
● 耳鳴りになる原因
● 耳鳴りを治し方
といったテーマでお話していきます。ぜひ耳鳴りを解消するために役立ててください。

耳鳴りとは?

耳鳴りとは、実際には音が鳴っていないのに、耳の奥から「ピー」「キーン」「ザー」などの不快な音が聞こえているように感じる症状のことです。

具体的には、
「電話の声が聞きにくく仕事に支障がでる」
「趣味だった音楽鑑賞が全く違って聞こえるようになって悲しい」
「音がうるさすぎて眠れない」
といった悩みがあり、仕事にも、趣味にも、普段の生活にも影響が出ていることがわかります。

ただどれほどの苦痛があるかは悩んでいる本人にしか分からないため、周りはなかなか理解されずツラい思いをすることもあります。

耳鳴りが発生するメカニズム

そもそもどうして聞こえていないはずの音が聞こえるのか、メカニズムを見ていきましょう。

音が聞こえる仕組みに異常が発生

私たちの「音が聞こえる仕組み」はとても繊細です。
具体的には、

  1. 音(空気の振動)が耳介に集まる
  2. 外耳道(がいじどう)を通って鼓膜に伝わる
  3. 鼓膜の振動が耳小骨(じしょうこつ)で増幅される
  4. 内耳(ないじ)の蝸牛(かぎゅう)が振動を電気信号となり脳に伝わる

という仕組みになっており、このどこかに異常が生じると「耳鳴り」の症状となして現れます。

難聴が原因で耳鳴りになることも

また近年の研究によると、耳鳴りと難聴は非常に関係が深く、これには「脳の機能」が大きくかかわっていることが分かっています。

何らかの原因で難聴になると、聞こえにくくなった音を補うために、脳が音の感度(マイクの感度のようなもの)を上げ過ぎてしまい、その結果、実際には聞こてていない音が脳内で聞こえてしまうのです。

では、どのような原因があるのか見てみましょう。

耳鳴りの原因

一括りに耳鳴りといっても、その原因は大きく分けて3つあります。
では順番に見ていきましょう。

①外傷性の原因(ヘッドホンの使い過ぎ・騒音・事故など)

1つ目は「外傷性の原因」です。

大音量の音によって耳の中の細胞が壊され、機能が傷ついてしまうもので、「音響外傷」とも呼ばれます。

イヤホンやヘッドホンで大音量で音楽を聴いたり、大音量でなくても長時間聞き続けることで「ヘッドホン難聴」となり、耳鳴りの症状が現れることがあります。近年、子どもや若者に耳鳴りの症状が増えているのはこのためと言われています。

イヤホン・ヘッドホンを利用する際には、
● 音量を上げすぎない
● 長時間使用をしない
といった点を意識するようにしましょう。

また音楽ライブやコンサートへの参加、建設関係、鉄道関係、航空関係、音楽関係の職業に就くなど、大きな音に長時間曝されることも耳鳴りの原因となります。この場合、できるだけ耳栓を装着するなど、耳への負担を減らす工夫が大切です。

なお音による音響外傷だけでなく、事故などの衝撃で頭部が大きく揺さぶられ、耳の中の神経がダメージを受けたことによって起こる耳鳴りも、外傷性に当てはまります。

②精神的な原因(ストレス・自律神経・慢性疲労など)

2つ目の原因は「精神的な原因」です。

仕事上の悩みや、人間関係のストレス、不規則な生活による慢性的な疲労により、心身のバランスを司る自律神経が乱れ、その症状の一つとして耳鳴りが起こることがあります。

ストレス性の耳鳴りの場合、耳鼻科に行って検査しても原因が見つからないので「どこにも異常はありません」と言われることもしばしば。

どうやって改善すればいいのかが分からずさらに悩んでしまうことも。

特にストレス性の耳鳴りのやっかいなところは、「耳鳴りをストレスに感じれば感じるほど、より耳鳴りが大きく聞こえるようになり、そのせいでストレスが高まり、さらに耳鳴りを大きく感じてしまう。」そんな悪循環になってしまうことです。

ですから
● 生活リズムを整える
● 睡眠・運動を十分に取る
● 食事の栄養バランスを整える
● ストレスの原因から遠ざかる
● ビタミン剤などを取り入れる
など、地道だと感じるかも知れませんが、こういったケアは基本的なことなので怠らないようにしましょう。

③加齢による原因

また「加齢性難聴」が原因となることもあります。

老化は、すべての人が逃れられない自然現象で、もちろん聴覚にもやってきます。加齢とともに、頭や耳の中で鳴る「ピー」「キーン」といった高音が気になりだし、次第にその音から離れなくなることがあります。

特に聴覚器官の老化は、早い人だと20代から始まると言われていて、決して高齢者だけとは限りません。加齢性難聴は、高い音から聞こえが悪くなってくるので、高音から耳鳴りが始まることが多いです。

耳鳴りの治し方

まずは耳鼻科・耳鼻咽喉科を受診

耳鳴りを感じたときは、真っ先に耳鼻科・耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。

通常、耳鳴りは人の命を奪うようなことはありません。
しかし、自分では耳鳴りだと思っていたけれど、耳鳴りではなく頭鳴りで、聴神経腫瘍や脳腫瘍、脳出血や脳梗塞といった生命の危険を伴う病気が隠れている場合があります。

他にも突発性難聴や、めまいの症状が出やすいメニエール病など、内耳からくる耳鳴りが生じたときには、すぐに耳鼻科で治療を受けましょう。適切な治療が遅れると、耳鳴りは慢性化します。

その上で、病院を受診しても「原因不明」と言われたり、完全に治らない耳鳴りがあることもあります。そんなときは次にお話する耳つぼ(ツボ)療法を取り入れてみるのがオススメです。

耳鳴りに効く耳つぼ(ツボ)療法とは?

「耳つぼ療法」とは、全身の縮図といわれている耳のツボを刺激することで、耳鳴りなどの不調を改善する療法です。

耳つぼ療法を行えば、耳鳴りはもちろん、実際には手の届かない位置にある内臓などの不調を改善することができます。

耳鳴りの場合では、自律神経を整える事や、損傷して耳鳴りの原因となりやすい内耳部分(聴覚や平衡感覚をつかさどる、耳の鼓膜のさらに奥の部分)に対して直接アプローチをするので、効果が現れやすいのも特長です。

西洋医学では、耳鳴りの症状に対して、精密な機器を使った検査をし、そこから、ステロイド剤やビタミン剤などのさまざまなアプローチをします。他にも、手術により悪い部分を取り除くといった治療を行うこともあります。
ただ問題は、いずれの方法でも「対処療法」であり、完治するのは難しく、根本治療法がないということです。

一方、東洋医学ではその人自身の持つ、治癒力に働きかけるので、根本的な治療につながります。こういった点が現代の日本でも評価されつつあり、耳鳴りの治療では、耳つぼ療法をはじめとした東洋医学に需要が高まってきています。

自力でできる!耳つぼ(ツボ)療法で耳鳴りを簡単に止める方法

耳鳴りに効く耳つぼ(ツボ)の位置を確認

〇は表側、△は裏側を指しています

・聴神経  聴覚、空間的方向性/平衡、難聴、耳鳴りに対処します
・内耳   めまい、難聴、聴力低下などに使用します
・神門   痛み、不安、ストレスを軽減します

耳鳴りに効く耳つぼ(ツボ)を刺激

上記の耳つぼの位置を、親指と人差し指で挟み、痛くない強さで耳を圧迫します。

耳周りの血流が改善することで耳鳴りが改善

耳鳴りは、首や肩の筋肉の緊張やこり、自律神経が大きく関わっています。
耳つぼをマッサージすることで、耳周りの血流を改善し、凝り固まった首や肩の筋肉は、緊張を緩めることができます。さらに耳つぼ療法は、自律神経の緊張を緩める副交感神経の刺激が出来るので、心身共にストレスのないリラックス状態となり、耳鳴りが気にならなくなります。

耳鳴りが治る耳つぼ(ツボ)の押し方

耳つぼマッサージする

上記の耳鳴りに効く耳つぼをマッサージします。
耳つぼの位置が分からない時は、鏡で確認しながら、ペンで印をつけるとマッサージする位置が分かりやすいです。
印をつけた耳つぼを親指と人差し指ではさみ、痛くない強さで優しく押しましょう。

耳つぼサロンに通う

耳の形は個人差があります。いくら本やインターネットから正しい情報を得られたとしても、しっかりとした効果が感じられない場合は、ツボの位置を間違えているのかもしれません。耳つぼサロンで、正しい耳つぼの位置をマッサージしてもらってみるのもいいでしょう。
ただ「耳鳴りが治った」と効果を実感するには、耳つぼサロンへ一度だけ行けばいいとうわけではありません。
例えば、耳鼻科に通うような病気、「中耳炎」や「副鼻腔炎」も治療してもらうには、何度も病院へ足を運ぶ必要があります。耳鳴りを治療するために通う耳つぼサロンも同じで、慢性化している状態ほど、気長に通う必要があります。

耳つぼシールを貼る

耳つぼシールというのは、耳にシールを貼るだけで、簡単にさらに持続的に耳つぼマッサージの効果を得られるもの。肌に当たる側に、チタンなどの金属の小さな粒がついており、その粒で耳つぼを刺激します。指でマッサージをしなくても耳つぼを刺激し続けるので、耳つぼシールを貼っている間ずっと効果がキープできます。

ただこの粒タイプの耳つぼシールは、「小さな粒が耳の穴に落ちないか心配」「痛くてずっと付けていられない」という声や、ツボが少しでもズレると、効果が発揮できないというデメリットがありました。しかし、心配や痛みもないのに効果はバツグン!これらのデメリットをすべてカバーする耳つぼシールがあります。それは『美アップシール』です。

『美アップシール』は粒ではなく、肌に当たる側に、純正プラチナで特殊な加工を施した、フラットタイプの耳つぼシール。特殊な加工を施した面から微弱電流が流れるので、全く痛みがなく、さらに範囲の狭い耳つぼを面でカバーするので、簡単に貼ることができます。

当校オリジナルの耳つぼシール「美アップシール」はこちらから↓

美アップシール公式サイトへ

分からないときはプロの技術を学んで

耳鳴りには、必ず原因があるのですが、いくつもの原因がからみあって起きているため、からみあったものを一つ一つ解決していかなくてはいけません。
耳つぼ療法は、そのからみあった原因を、あらゆる角度からアプローチできるので、耳鳴りの治療に適しています。
ただ、あらゆる角度からアプローチするには、正しい知識と技術が必要となります。耳つぼ療法について、プロから学べば、耳鳴りを治すための一番の近道となるでしょう。
その耳つぼ療法を学ぶのは、『スクール・MORE・テラピ』がオススメです。独自のカリキュラムで、フランス式耳つぼ創始者(ドクター・ノジェ)直伝の本物の知識と技術を、納得いくまでじっくり学ぶことができるからです。

まとめ

完治しようとしてもなかなか一筋縄ではいかない耳鳴り。一筋縄ではいかないからこそ、耳つぼ療法などを取り入れてさまざまな角度からアプローチすることが重要です。

特に耳つぼ療法は病院やサロンに足を運ばなくても、いつでもどこでも自力で簡単に取り組めるのが特長です。

耳つぼ療法を学んでセルフケアができるようになれば、いつでもどこでも耳鳴りを止めることができます。薬のような副作用なく、しっかり効果がある耳つぼ療法を活用して、耳鳴りにさよならしましょう。

《監修者》この記事を書いた人

ドクターノジェとジャパンセラピスト代表理事の田中

田中 幸恵
一般社団法人ジャパンセラピスト検定機構代表理事
耳介療法士・心理カウンセラー・夫婦カウンセラー
国際耳介療法学会会員
耳つぼの講師

カウンセリング歴21年。
2014年に耳介療法の元祖Dr.ポール・ノジェの子息であるDr.ラファイエル・ノジェ(現在国際耳介療法学会 CEO)より直々に耳介療法を学ぶ。耳の不思議さと奥深さに魅せられ、もっと多くの方に広めたいという想いから、今まで学んでいた中国式耳つぼ療法とフランス式耳つぼ療法を融合した独自メゾット「新フランス式オリキュロセラピー」を完成。
ご家族や大切な人の健康に貢献したい方、セラピストとしてさらに結果を出したい方に「耳つぼ療法」を通してミラクルを起こすお手伝いをしている。



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