Dr.ポール・ノジェについて

概要

「耳介(耳つぼ)療法』というと、中国発祥のイメージがありますが、最初に体系化させたのは、フランス人の医師ポール・ノジェということをご存知でしたか?
ポール・ノジェは1951年に耳介療法に関する理論を完成させました。それは、《耳には、身体のどの部分にも対応しているツボがあり、その耳のツボに針・焼灼・マッサージ・ 赤外線などで刺激を与えることで、治療効果が現れる。》というものでした。
その後、ポール・ノジェは耳のメカニズムをさらに解明していきます。
耳の表面には、不調があるときに現れる領域があり、刺激した時の痛みや皮膚に流れる電気抵抗で、身体のあらゆる不調を検出できるようになったのです。

ストーリー

ポール・ノジェが生まれた1908年頃は、化学療法の全盛期。
≪どのような症状・病気でも、化学薬品によって治療できる≫と考えられ、化学が全能とされていました。
しかし、もともと物理学者だったポール・ノジェは「病気は化学物質だけでなく、刺激を与えることでも治療ができるのではないか」と考え、化学薬品による副作用を避けるためにも、物理療法を探し始めました。
そしてある日、偶然の出来事から「耳」に注目するようになるのです。

ポール・ノジェの診療所を訪れる患者さんの何人かに、耳の一部に焼灼(焼きごてで皮膚の一部を焼くこと)の痕があることを発見しました。
不思議に思い質問すると、「坐骨神経痛で苦しんでいて、ヒーラーのおばあさんに耳を焼いてもらったら、すっかり良くなった。」という返事でした。
これは焼灼治療と呼ばれ、地中海沿岸地域で数千年前も昔から、坐骨神経痛を治すために用いられていた民間療法だったのです。
そこでポール・ノジェは、習っていた鍼を坐骨神経痛で来られた患者の耳に試したところ、まったく同じ治療効果が得られることを発見しました!

耳の神経反射区は、対応する身体の部位に問題が生じていると現れ、そうでないときは現れないということがわかったのです。 
ノジェはこのことを耳介の研究に取り入れて、耳介療法を完成させました。

この療法はフランスの学会やドイツの学会で発表されると、瞬く間に世界中へと広まりました。
その後ノジェは、フランス・リヨンにおいて研究を続ける一方、多くの患者を耳介療法により治療し、高い成果を上げました。

多くのフランス人および海外の医者からなるMSGL(France)の会長を務め、長年の業績に対してSEP(医療進歩奨励学会)より、ヴァミール賞を受賞しました。

現在では、「耳介療法」は「オリキュロセラピー」や「耳鍼」とも呼ばれ、フランスでは非常に厳しい法律のもとで、医師などの医療に携わる専門家だけが行うことのできる医療行為として認められています。

ポール・ノジェの後継者、ラファエル・ノジェ

「耳介療法」の創設者であるポール・ノジェの子ラファエル・ノジェは、トゥールの医学部を卒業した医師で、ポール・ノジェの亡き後、耳介療法の発展に貢献。
現在は『国際耳介療法学会』の会長を務めています。
国際耳介療法学会には、耳介療法について研究している多くの医師が在籍しており、研究成果を発表するシンポジウムが定期的に開催されています。

ラファエル・ノジェの主な実績・功績・受賞歴

1989年 「つぼの名称の標準化に関する科学グループ」の報告者としての活動や「耳つぼの名称の標準化に関する作業グループ」の代表に就任。

1990年 世界保健機関(WHO)とともに、「耳介に関するワーキンググループ」を設立。フランスのリヨンで開催された国際会議で「耳介療法」の有効性が確認され、急速に世界へ普及。

1994年 エッセイ「女性を脅かす牛肉」を発表。

1997年 著書「隠れアレルギーから乳腺症へ」の中で、疫学研究に食物過敏症を考慮することを提案。

2012年 父ポール・ノジェの研究をもとに、隠れた食物アレルギーのスクリーニング検査技術「RAFT」を開発。「高価な装置を必要としないこの技術により、すべての患者の食物過敏症を簡単に検出することができる」と解説。

現在
・約300人の臨床医学を専門とする医師が集まる「Groupe Lyonnais d’Etudes Medicales」の会長に就任。
・フランス内外で、栄養学と耳介療法に関する講座を定期開催。
・2年に1度、臨床検査に基づく医療技術を学びたいフランス語圏と英語圏の医師が集まる「Journees Medicales de Septembre」を開催。

今なお、父(ポール・ノジェ)の賞賛すべき業績を発展させ、耳介療法をさら進展させながら統合医療の発展普及に努めている。

Dr.ノジェから受け継がれたフランス式耳つぼセラピーなら『スクール・MORE・テラピ』へ

ポール・ノジェが完成させた「耳介療法」の理論を、息子のラファエル・ノジェが世界へ広めました。
そして【スクール・MORE・テラピ】の代表がフランスのリヨンへ渡航し、ラファエル・ノジェから直々に「耳介療法」を学びました。

耳つぼの素晴らしさに感銘をうけ、日本全国へ広めるべく本物のフランス式耳介療法をベースに、中国式の耳介療法をかけ合わせ、長年培ってきた知識と技術を体系化。
世界的権威から直接学んだ耳介療法の全てを【スクール・モア・テラピ】で惜しみなく伝授いたします!

まとめ

日本では「耳つぼ」といえば「耳つぼダイエット」というイメージが広がっていますが、世界では医師による治療の一環としても使われるほど、「治療効果」が認められているものです。
しかし今、日本では「耳つぼ」を使った「ダイエット」をするにしても、サプリメントに頼るなど本来の趣旨から外れた知識と技術が横行しています。本来はサプリメントや薬に頼ることなく、耳つぼ刺激だけで満腹中枢を刺激し過食を抑える効果が発揮できるものです。

本物の「耳介療法(耳つぼ)」を正しく広くお伝えしたい!!という想いから、当校には少人数制で基本の施術を徹底的に学べる独自のカリキュラムがあります。
また、資格を取得してからも、手厚いフォローが受けられ、自信がつくまで何度でもサポートを受けることができます。

【スクール・MORE・テラピ】で本物の「耳つぼ」を学び、心と身体を健康的に!美しく!人生を豊かにしましょう!

《監修者》この記事を書いた人

ドクターノジェとジャパンセラピスト代表理事の田中

田中 幸恵
一般社団法人ジャパンセラピスト検定機構代表理事
耳介療法士・心理カウンセラー・夫婦カウンセラー
国際耳介療法学会会員
耳つぼの講師

カウンセリング歴21年。
2014年に耳介療法の元祖Dr.ポール・ノジェの子息であるDr.ラファイエル・ノジェ(現在国際耳介療法学会 CEO)より直々に耳介療法を学ぶ。耳の不思議さと奥深さに魅せられ、もっと多くの方に広めたいという想いから、今まで学んでいた中国式耳つぼ療法とフランス式耳つぼ療法を融合した独自メゾット「新フランス式オリキュロセラピー」を完成。
ご家族や大切な人の健康に貢献したい方、セラピストとしてさらに結果を出したい方に「耳つぼ療法」を通してミラクルを起こすお手伝いをしている。

関連記事

  1. 定年後も続けられる仕事

  2. 禁煙したいけどできない…お任せください!

  3. 体調不良は自分で治す

  4. フランス式耳介(耳つぼ)療法講習in京都

  5. 免疫力を高める

  6. フランス式耳つぼ勉強会(大阪/難波)

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。