こんにちは。
神戸を拠点にフランス式耳介(耳つぼ)療法講習をしています、耳介療法士の田中です。
私たちの体内にある鉄の約65%は、赤血球の主成分であるヘモグロビンの材料として使われます。
ヘモグロビンの中の鉄が肺から取り込まれた酸素と結びつき、全身の細胞へと運ばれているのです。
鉄が不足するとヘモグロビンの数が減り、酸素が十分に供給されなくなります。
そうなると、めまいや動機、だるさなどの倦怠感といった鉄欠乏性貧血特有の症状が現れます。
妊娠中や授乳中、月経のある女性や子どもは特に注意が必要です。積極的に鉄を摂取するようにしましょう。
鉄には体に吸収されやすいヘム鉄と、吸収されにくい非ヘム鉄があります。
ヘム鉄は赤身肉やレバー、貝類などに、非ヘム鉄は大豆やほうれん草などに多く含まれています。
動物性のヘム鉄はそのまま吸収できますが、植物性の非ヘム鉄はビタミンCと一緒でないと吸収しにくい性質があります。
※ヘム鉄もビタミンCで吸収率がアップします。
〈鉄とビタミンCの組み合わせ例〉
納豆(非ヘム鉄)+ほうれん草(ビタミンC)
ひじき(非ヘム鉄)+ブロッコリー(ビタミンC)
レバー(ヘム鉄)+にら(ビタミンC)
また食事中の飲み物は、タンニンを含まない麦茶や水などを選びましょう。
コーヒー、緑茶、紅茶などに含まれているタンニンは鉄の吸収を抑制するといわれています。
コーヒーや紅茶を飲む場合は、食事から2~3時間ほど経過した食間に飲むようにするといいですよ。
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