こんにちは。
神戸を拠点にフランス式耳つぼ講座をしています、耳介療法士の田中です。
本日は、ストレスと肥満の関係についてお話します。
日常の精神的ストレスはダイエットの敵だと言われています。
ストレス発散のためにやけ食いした!とかいうことではなくて、ストレスを感じるとホルモン分泌に変化が起こるためです。
ストレスによってホルモン分泌が変わり、筋肉が分解され、脂肪が増えやすくなるのです。
代謝には2種類のタイプがあります。
・栄養素を分解してエネルギーを作り出すものーアドレナリン、甲状腺ホルモン、コルチゾールなど。
・エネルギーを使って栄養素を作りだすものーインスリン、成長ホルモンなど。
中でもコルチゾールは、身体がストレスを受けた時に、身体をストレスから守ろうとするために働くホルモンです。
コルチゾールは脂肪組織ではインスリンの作用を抑制して脂肪分解作用を亢進させるので、脂肪を減らす働きをしてくれるように見えます。
しかし、コルチゾールによりインスリンの作用を抑制することで、高脂血症に繋がることがあります。
また、コルチゾールは筋肉のタンパク質を分解して糖質を作りだす糖新生という働きを促進させ、血糖値を上昇させます。
その結果、一部の脂肪組織では脂肪合成作用が脂肪分解作用を上回り、脂肪が増えることになるのです。
通常コルチゾールの1日の分泌量は20㎎程度ですが、ストレス下では10倍以上の量が分泌されます。
なぜこれがストレスから身を守る反応なのか?
はるか大昔の原始時代には、ストレスといえば肉食動物に襲われることや飢餓状態でした。
そのような状態から身を守る(逃げたり、脳への栄養を補う)ために、エネルギーレベル(血糖値)を上げようとすることがストレスへの対応でした。
この抗ストレスシステムが現代人にも残っていて、原因が何であるかに関わらずストレスを感じると、コルチゾールの分泌を増加させるのです。
先程述べた糖新生は、血糖値が上がり脂肪をため込みやすくなるだけでなく、基礎代謝まで低下してしまう恐れがあります。
自律神経やホルモンバランスは耳つぼ刺激で整えることが可能です。
心と身体ともに健康であることが、なによりも幸せです。
ご自身やご家族、また周りの方を笑顔にしてあげられるフランス式耳つぼ資格を取得しませんか?
ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
この記事へのコメントはありません。