こんにちは。
神戸を拠点にフランスノジェ式耳介療法講習(耳つぼ講座)をしています、耳介療法士の田中です。
脳への指令はすべて電気信号です。それが狂ってしまうと、体調不良が起こります。
フランスノジェ式耳介療法(耳つぼ)は、ツボや神経に電流を流して治療をしていく考えです。
薬を使わずに痛みを緩和でき、患部に直接触れずに治療できることから、欧米の薬反対派の医師達から高い支持を得ています。
筋骨格系のみならず、内臓や神経系にも直接アプローチできることが特に素晴らしい点だと感じています。
今日は「チロトロピン」のツボをご紹介します。
チロトロピンとは、甲状腺刺激ホルモンともいい、脳下垂体前葉から分泌されるタンパク質のホルモンです。
甲状腺ホルモンは、血液の流れに乗って全身の細胞にはたらきかけ、新陳代謝を活発にする役割を担っています。
また、骨や神経、精神状態にも関わっていて、子どもの成長や発育を促進するなど、ヒトが生きていくうえで必要なホルモンです。
甲状腺ホルモンが不足すると代謝が低下するため、全身のさまざまな機能が低下します。
疲労感やだるさ、汗をかかない、食欲の低下、寒気がするといった身体的な症状のほかに、無気力や眠気、記憶力低下、抑うつなどの症状が起こります。
逆に甲状腺ホルモンが多すぎると、心臓がドキドキしたり、イライラしたり、汗をかきやすくなったりします。
▲は裏側を指しています。
チロトロピンのツボは、甲状腺ホルモンの産生を調節します。
カルシウム代謝、骨粗鬆症、筋肉痛、筋痙攣などの治療に使用します。
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