今日は、腸内の細菌についてお話したいと思います。
人の腸内には、100種類以上、100兆個にのぼる細菌が棲んでいます。これらの集団を腸内フローラと呼びます。
腸内細菌を大きく分けると、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌、病原性を持ち病気を引き起こす悪玉菌、どちらにも属さない日和見菌があります。
一般的に、健康な腸内の上記の菌の割合は、2:1:7だとされています。
腸内環境について考える時、善玉菌と悪玉菌にばかり注目しがちですが、実はカギを握っているのは日和見菌です。
日和見菌はその名前どおり、善玉菌と悪玉菌のうち、優勢な方に作用するからです。勝てば官軍ですね。
日和見菌を味方につけるには、善玉菌を優勢にする以外ありません。海藻、豆、きのこ、野菜など食物繊維の多い食品を摂ることが重要です。
食物繊維は乳酸菌と同様に、善玉菌のエサとなって善玉菌を増やしてくれます。
日和見菌を味方につけられるように、食生活を見直しましょう!
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