こんにちは。
神戸を拠点にフランス式耳介(耳つぼ)療法講習をしています、耳介療法士の田中です。
上質な睡眠は美容と健康に欠かせません。
睡眠負債は寝だめでは解消しないため、習慣化することが大切です。
具体的に睡眠にはどのような役割があるのか見ていきましょう。
①脳にしっかりと休息をとらせる
眠っている間は「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」が約90分周期で変動します。
脳は深いノンレム睡眠のときのみ休んでいるのです。
②自立神経やホルモンバランスを整える
自律神経は、内臓の働きや代謝、体温などの調節を24時間休むことなく行っています。
日中は交感神経が優位になり、就寝中は副交感神経が優位に働くのが健康な状態です。
睡眠は活発な状態の交感神経を弱めて、副交感神経を優位にする役割を担っています。
また、入眠直後の深いノンレム睡眠時に成長ホルモンの分泌が活発になります。
③記憶を整理して定着させる
記憶した情報の紐づけ整理をし、嫌な記憶を消去する。
新しい記憶・スポーツ技術の習得など体で覚える記憶を定着させる。
勉強やスポーツ練習のあとは、しっかり眠って脳の働きを助けましょう。
④免疫力を高める
代謝に関わる成長ホルモンは、最初のノンレム睡眠が現れないと分泌が減少します。
結果、傷ついた細胞の修復に支障が出るため、免疫力が低下し、菌やウイルスが侵入しやすくなってしまいます。
⑤脳の老廃物を除去する
脳の老廃物は、脳脊髄液で洗い流されています。
老廃物の除去は主に睡眠中に行われているため、睡眠不足が続くと老廃物の処理が十分にできなくなり蓄積されてしまいます。
なかでもアミロイドβと呼ばれる老廃物がたまると、アルツハイマー型認知症の原因になると考えられています。
アミロイドβの蓄積は高齢になってからではなく、認知症発症のかなり前から始まるといわます。
すなわち、若いころからたまった睡眠不足が認知症にも影響する可能性があるということです。
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