体を温めて冷え性改善!即効性のある耳つぼの位置とマッサージ法

「冷えは万病の元」ということわざがあります。この言葉通り、冷えは免疫力の低下を招き、風邪やインフルエンザをはじめとする病気のリスク要因となり、また血流の低下によって便秘や肩こり、不眠といったあらゆる不調の症状に関わってきます。
今回は、体を温め、冷え性を改善する耳つぼの位置とマッサージ方法について解説していきます。

冷え性とは?

冷え性とは血行不良によって起こる症状の一つ。血液には酸素、栄養を運ぶほかに、体を温める役割があるためです。
人間の体は生命を維持するために、深部体温を37℃に保つように調節されています。熱は主に筋肉、内臓、脳などの活動の他、食事の摂取、一部の脂肪組織などにより産生されています。こうした臓器を通って温められた血液が全身に巡ることで体は温まりますが、循環が悪くなる部分には血液が行き届かなくなるため、冷えを感じるようになります。特に足先は、心臓から遠く、重力もよりかかるため血流が滞りやすい部分です。
寒いときは末端から血液の熱が放出しないように、末端の毛細血管が収縮するので、手足は冷えやすく、冷えが進行すると腰やお腹が冷たく感じるようになります。

冷え性の原因

①筋肉量が少ない(筋力の低下)
筋肉量が低下すると生み出される熱量が少なくなり、冷え性を招きます。さらに筋肉の収縮により血液が全身に送られるため、筋肉量が少ないと血流が低下して手足が冷えやすくなります。

②体温調節機能の低下
文明の進化による暮らしの向上は冷えを招く要因にもなっています。常に快適で本来の季節感からずれた生活は、暑ければ熱を逃がし、寒ければ熱をつくり出す、人間本来の体温調節機能を鈍らせてしまいます。

③睡眠不足やストレスなどの影響による自律神経の乱れ
体温の調節に関わっているのが自律神経です。疲労、睡眠不足、ストレスなどで自律神経系が乱れると体温調節機能が正常に働かず、冷えの原因となります。

④ホルモンバランスの乱れ
自律神経にはホルモンバランスを調節する働きがあります。そのため女性は、ホルモンのバランスが崩れやすい思春期や妊娠・出産期、更年期などは自律神経の乱れが生じやすくなり、冷え性に悩む人が増えるようです。

⑤ダイエットなどで食事の量が少ない
熱源となる炭水化物やたんぱく質が足りないと十分な熱を作れません。また食事量を減らすことで筋肉量が低下し、冷えやすい状態になります。

冷え性はなぜ女性に多い?男女での違い

一般的に、冷え性は女性のほうが多いようです。しかし、男性にも冷え性が広がりつつあるといいます。女性の冷えが子宮トラブルとして現れやすいのに対し、男性は中高年以降に尿トラブルを起こしやすくなります。

女性の冷えの原因

女性の冷えの原因はさまざまです。熱を生み出す筋肉量が少ないことと、ホルモンバランスの乱れにより体温調節機能が低下することのほか、月経時の血液不足により血流が低下することも影響します。下着による締め付け、サンダル・スカートといった下半身が冷えやすいファッションをすることも冷えを招く要因となります。

男性の冷えの原因

男性は冷えに無防備なうえ、偏った食事、運動・睡眠の不足など、よくない生活習慣に陥りやすい傾向にあります。その結果、筋肉量の減少や自律神経の乱れを引き起こし、冷え性を招くと考えられます。

冷え性の種類

冷え性は症状や感じ方により、大きく3つのタイプに分けられます。

1:全身冷えタイプ

体を温めるエネルギーが不足しているため、全身に熱が届かないタイプの冷え性。胃腸のトラブルが原因で、食事からの栄養がしっかり吸収できずエネルギーが低下していると考えられます。

2:末端冷えタイプ

酸素や栄養を体中に運んでくれる血液が足りないため、体を隅々まで温められないタイプの冷え性。手足が冷えて夜眠れないという方も多いでしょう。

3:内臓冷えタイプ

体に水がたまりがちな、水はけの悪さが原因で冷えているタイプです。典型的な症状がむくみ。水がたまった内臓は冷えて働きが悪くなるため、全身の不調につながります。

冷え性の改善方法

食事編

食べるものによって体が温まったり冷えてしまったりと、食事は体に大きな影響を与えます。
中でも注意すべきなのが食べすぎです。食べすぎると、胃腸に血流が集中し、その分、全身に血液が行き届かなくなり、冷え性が生じてしまいます。食事は腹八分目でなるべく規則正しくとるようにしましょう。体を温める意味でも、よくかむことも大切です。
なお、東洋医学の食養生では体を温める食べ物を「陽」、冷やす食べ物を「陰」の食材としています。陰の食材には陽の食材を組み合わせたりして、陽の食材を多くとる習慣をつけましょう。
筋肉量を維持し、熱生産量を減らさないためにも栄養バランスのよい食事を心がけることが大切です。

運動編

血を全身に巡らせるポンプの役割を果たすのは、心臓と筋肉です。適度な運動をすることによって、その働きがよくなります。同時に筋肉は体を温める役割も担っているので、運動によって筋肉を増やせば熱を生み出せる体になります。
日常生活の中でも階段を使ったり、大股で早歩きしたり、家事で体を動かしたりして、筋肉を鍛えましょう。とくに全身の筋肉の6~7割が集中する下半身を動かすと効果的です。

ツボ押し編

血流を促し、体を温めるのに有効なのがツボ押しやマッサージ。血流を促進し、筋肉の緊張をほぐすことで体温を上げる効果があります。また、自律神経のバランスを整えることで、内臓機能の活性化にもつながるため、全身の健康維持に役立ちます。

冷え性を改善する耳つぼの位置

※○は表側、△は裏側を指しています。
自律神経のツボ・・・交感神経/副交感神経のバランスを整える、血液循環を改善させる
熱のツボ・・・血管を拡張して下肢の血流を促進させる
心臓のツボ・・・四肢の血液循環を改善させ皮膚の温度を高める
副腎のツボ・・・副腎皮質の機能を高める

冷え性を改善する耳つぼマッサージ法

1.耳つぼサロンに通う

耳の形やツボの位置は、人によって違います。本やインターネットから正しい情報を得られたとしても、しっかりとした効果が感じられない場合は、ツボの位置を間違えているのかもしれません。耳つぼサロンで、正しい「耳つぼ」の位置をマッサージしてもらってみるのもいいでしょう。
冷え性は1度の施術で症状を改善させることは難しいため、何度か通う必要があります。

2.耳つぼを手でマッサージをする

正しい耳つぼの位置が分かれば、いつでも簡単に自分でマッサージを行うことができます。不調がある箇所の耳つぼを刺激すると、少し痛みがあるかもしれません。うまくいかなかったり、効果が出なかったり、合っているのか不安な時は、「耳つぼ」の正しい知識と技術を教えてくれるスクールで学んでみるのもオススメです。

3.耳つぼシールを貼る

耳つぼシールは、ツボに貼るだけで、簡単にさらに持続的に耳つぼマッサージの効果を得られるちうもの。肌に当たる側に、チタンなどの金属の小さな粒がついており、その粒で耳つぼを刺激します。指でマッサージをしなくても耳つぼを刺激し続けることができるので、耳つぼシールを貼っている間はずっと効果がキープできます。
耳つぼシールには、スワロフスキーなどのクリスタルが付いている物もあります。耳元をキラキラ輝かせ、まるで一粒ピアスのジュエリーをつけているようにお洒落を楽しむこともできます。

痛くない耳つぼシールなら美アップシールがおすすめ

耳つぼシールは、「耳にシールを貼るだけ!」という手軽さでありながら、貼っている間は、ずっと耳つぼを刺激できるので、簡単かつ持続的に耳つぼマッサージの効果を得ることができるものです。
耳つぼシールには種類があり、現在、多く出回っているのが粒タイプです。ただこの粒タイプの耳つぼシールは、「小さな粒が耳の穴に落ちないか心配」「痛くてずっと付けていられない」という声や、ツボが少しでもズレると、効果が発揮できないというデメリットがあります。
しかし、シートタイプの耳つぼシールなら、そのような心配や痛みがなく、それでいて効果もバツグン!
当校オリジナルの『美アップシール』は、純正プラチナの特殊加工を施したシートタイプの耳つぼシールです。プラチナから微弱電流が流れ耳ツボを刺激するので、全く痛みがなく、さらに粒タイプよりも広い範囲の耳つぼをカバーすることができます。誰でも簡単に貼ることができ、効果が得られる画期的な耳つぼシールです。
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冷え性を改善する耳つぼマッサージの注意点

・耳全体をやみくもにマッサージしすぎない

まず、いきなり耳全体をぐるぐるとやみくもに回すことはやめましょう。
耳には全身のツボが存在しており、血流が一気に良くなることで血圧が急激に下がることがあるので危険です。

・妊娠中は耳つぼマッサージをしない

いつでもどこでもできるとても気軽な「耳つぼ」ですが、妊娠中は控える方が良いでしょう。妊娠中はホルモンバランスが急激に変化するために、つわりをはじめとした様々な不調があらわれます。お薬の使用も制限される中、「耳つぼ」に頼りたくなるのですが、中には陣痛を促す時に使うツボも存在します。むやみにマッサージしないようにしましょう。

・痛みを感じたらすぐにやめる

明らかに痛い時には、無理をしてマッサージしないようにしましょう。身体の不調がある場所の耳つぼを刺激すれば、痛みがあるのは自然なことですが、痛みが強いと、力んで首と肩の筋肉がこわばってしまいます。「痛気持ちいい」くらいの適度な力の強さで、また血流が良くなる事をイメージするのも大切です。呼吸を止めず、肩に力が入らないように、しっかりリラックスして行いましょう。

わからないときはプロの技術を学んで

耳つぼは、どこでもできるので手軽で簡単!自律神経やホルモンバランスを整えることができるので、冷え性改善にも効果的です。
ただ、耳の形や大きさは人それぞれのため、自分で「ココだっ!」と思う耳つぼをマッサージしても、思ったように効果が得られないこともあるでしょう。
当校のフランス式耳つぼ療法では、精巧な耳つぼ探知機を使用するので、ツボの位置を覚えていなくても患部のツボがすぐにわかります。また、ドクター・ノジェ考案の耳つぼマッサージ棒でツボを刺激することで、鍼治療と同等の効果が得られるため即効性は抜群です。
多種多様な原因の中から、正しくアプローチするには、正しい知識と技術が必要となります。耳つぼ療法について、一度プロから学ぶことが、つらい冷え性から解放される最善の手段となるでしょう。『スクール・MORE・テラピ』なら、フランス式耳つぼ創始者(ドクター・ノジェ)直伝の本物の知識と技術を、独自のカリキュラムで納得いくまでじっくり学ぶことができます。

【まとめ】耳つぼマッサージで冷え性を改善しよう

耳つぼを刺激すれば、全身の血流が良くなります。耳をマッサージは自律神経やホルモンバランスを整え、筋肉の緊張をほぐす効果があるため、冷え性改善に役立ちます。手軽にいつでもどこでもできる耳つぼを利用して、健康な毎日を送りましょう。

《監修者》この記事を書いた人

ドクターノジェとジャパンセラピスト代表理事の田中

田中 幸恵
一般社団法人ジャパンセラピスト検定機構代表理事
耳介療法士・心理カウンセラー・夫婦カウンセラー
国際耳介療法学会会員
耳つぼの講師

カウンセリング歴21年。
2014年に耳介療法の元祖Dr.ポール・ノジェの子息であるDr.ラファイエル・ノジェ(現在国際耳介療法学会 CEO)より直々に耳介療法を学ぶ。耳の不思議さと奥深さに魅せられ、もっと多くの方に広めたいという想いから、今まで学んでいた中国式耳つぼ療法とフランス式耳つぼ療法を融合した独自メゾット「新フランス式オリキュロセラピー」を完成。
ご家族や大切な人の健康に貢献したい方、セラピストとしてさらに結果を出したい方に「耳つぼ療法」を通してミラクルを起こすお手伝いをしている。

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  6. 神門

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